「結婚式の招待状は東京銀座のド真ん中で二次会」38歳男性
現在、四国の徳島の山奥の祖谷地方の近くのみよし町という山奥の片田舎の地方にすんでおります。
今から10数年前の其の時分、偶々大学時代は徳島市に数年住んでおりましたが、勿論、東京などという大都会のようなところはテレビなどで見る以外は全く知りませんでした。
其の徳島の大学時代に自転車で四国一周の旅をしていた時に、足摺岬を見物した後に土佐清水のゲストハウスという宿に宿泊しましたが、其の時にドライブ旅行で東京から見えていたAさんという方と同室になり、彼と朝近くまで一緒に飲んだのです。
すっかり意気投合した彼が、実は間も無く東京で結婚するというのです。
其の時私は、「へえーー、いいですね、でも東京ですか、東京は一度でいいから行って見たいなとも思っていたところです」といったところ、彼が「それじゃ、ボクの結婚式に招待しようか」というのです。
その後、半年ほど過ぎて忘れかけていたころ、東京の彼から約束した結婚招待状に関した手紙が届いたのです。
其の時の主な内容は、結婚式の招待状の前に、式の日取りや会場、それに気を使って宿泊の伺いや二次会への招待状の件、それに交通費の一部負担のことまで書いてありました。
つまり、招待状とは別に、当方への気遣いの文面が記されていたのです。
当方は、手紙などで書くのは面倒くさいから、其の夜、早速電メールで「おめでとう」といいながら、二次会の出席はOKなどの返事、其れにチョットした最近の世間話しなどを話しました。
そして、数日たったらご丁寧にも結婚式の披露宴の招待状、更には、二次会の招待状まで正式に届いたのです。
当日は早速、神戸まで出て新幹線で東京へ向かい東京駅の近くの式場へ向かいました。
式場は東京駅の八重洲側で歩いて直ぐのところでした。
そして、式も終わり華やかな披露宴も無事終わって、イザ、二次会へむかいました。
二次会は、これまた式場から歩いても行けるすぐ近くの「銀座・らん月」という洋風料理の老舗のレストランでした。
二次会では若者ばかりでコレ又華やかな雰囲気で行われ、特に、独身者が多く奥方の友人たちも勿論独身者ばかりで、まるで集団のお見合いか婚活パーティのようでした。
だが、何よりも驚いたのが此処は東京のド真ん中でしかも銀座の中心地(銀座4丁目の直ぐ近く)でもあったところなのです。
夜の銀座はとっても華やかで綺麗だったし、一生の思い出になりましたね。
36歳主婦結婚式場に導かれて
36歳大阪在住の主婦、二児の母です。
今の夫とは出会って半年で結婚を決めました。
付き合って3ヶ月頃のときに(まだ結婚は意識していませんでした。
)、デートで和歌山マリーナシティに花火を見に行きました。
その帰り、駐車場が遠かったこともあり、ゆっくりぶらぶら歩きながら車へ向かっていたところ、とても綺麗な建物があり、門構えもとても素敵でした。
門の入り口にスタッフさんが立っていたので「綺麗な建物ですね~」と話しかけると、「良かったら中をご覧になりますか?冷たい飲み物も飲んで行ってください」と言ってくださいました。
駐車場ままだまだ込んでいて喉も渇いていたので、「いいんですか?」と図々しくも中に入れてもらいました。
そこが、なんと結婚式場だったのです。
変な勧誘は特になく、アイスコーヒーを頂、建物の中を案内してもらいました。
とても綺麗でホテルなどの式場と違い、建物が孤立しているので、大きなホームウェディングのような感じでした。
結婚なんて全然意識していなかった私たちは、初めて見学する式場に、はしゃいでいました。
その時のスタッフさんに、「万が一結婚することになった時はここで挙げますね~」と冗談を言いながら、喉も潤い、駐車場へ向かいました。
その半年後、婚約し、あの時ふらっと寄った結婚式場に打合せに行きました。
もちろん担当して下さったのは、案内してくれたスタッフさんです。
とても縁を感じました。
結婚式自体あまり興味が無かった私ですが、ふらっと立ち寄った式場が頭から離れず、ここなら!と思いました。
打合せや、準備には時間がかかり、こちらのわがままにも付き合っていただきいい結婚式をすることが出来ました。
とても大変でしたが、今思えば、導かれるように式場の見学をし、そこからトントン拍子で結婚が決まり、不思議な時間でした。
今でも毎年夏になると、子供たちと和歌山マリーナシティの花火を見に行きます。
その帰り駐車場を通るときには、「ここでパパとママは結婚式したんだよ~~」と話をしています。
54男思い出と結びつく結婚式
もう50代なので最近10年くらい結構式には参加していませんが、友人や会社関係、従弟の結構式など30回くらいは出席しました。
自分の結婚式も含めて出席した結婚式の多くはホテルや結婚式場で行われたもので、どれも素晴らしくとても良い結婚式だったと思います。
ただ出席してから10年20年経ってもあれは断トツで良い結婚式だったなと思うのは、高原のホテルで泊りがけで参加した友人の結婚式でした。
結婚式自体はごく一般的なものでチャペルでの式、その後のパーティ会場での披露宴というもので、それ自体は他の結婚式と甲乙つけがたいものでした。
決定的に違ったのは参加者の多くが泊りがけで結婚式場のホテルに泊まった事でした。
参加者には私の友人も5~6人参加していて、ちょっとした同窓会気分で夜通し話しをしました。
友人である新郎も部屋に何度も訪れでは長居して話に加わりました。
一般的な結婚式だと結婚式に参加して披露宴に参加、そしてその後の二次会三次会に参加というようなものでしょう。
それはそれで楽しいですが、大勢の参加者の中のひとり、そして新郎・新婦は時たまテーブルにやってきては少し喋っておしまい。
そんな感じでしょうか。
やっぱりこれだと何かせわしい感じでしっとりとた話しにはなりませんでした。
対してホテルで泊りがけの場合は、友人とも新郎ともゆったりと話せましたし、帰りの時間を気にせず話せました。
加えて高原の良い風景も印象的でした。
出席して良い結婚式だったと感じるのは、食事やホテルの豪華さや良さではなく自分がどの程度新郎新婦と交流を持てたか、又は他の参加者と交流を持てたかによるのではないかと思います。
せっかく3時間の披露宴に参加しても新郎新婦と話せる時間って、キャンドルサービスの1~2分ですよね。
あとはビール次に行った時に1~2分と。
これでは大勢の中のひとり、もしくは出席人数を稼ぐための人数合わせ感を勝手に感じてしまいます。
豪華でなくてもいいので出席者がそれぞれの思い出と結びつくようにできると、いつまでも良い結婚式として記憶に残るのではと思います。
私の場合は新郎も含めた古い友人たちと夜通しゆっくり話せた事とその結婚式が結びついたので、25年近く経ったいまでも良い結婚式だったと思えています。