34歳女先輩の結婚式でホロリ
30代主婦です。
数年前に勤めていた職場で、先輩の結婚式に参列したときのことです。
先輩はとても気の強い女性で、筋の通ったことを言っているとはいえ、そのきつい物言いで反感を買ってしまうことも多い人でした。
私は幸い歳も近く、馬があったのか可愛がってもらっていました。
プライベートで遊ぶこともあるほどの仲になっていたので、結婚の報告を聞いたときはとても嬉しく、結婚式も楽しみにしていました。
結婚式には職場の皆で招待され、待ち合わせをして参列となりました。
ぞろぞろと式場に向かう道中、上司などは「生意気なあいつもとうとう結婚かあ」「旦那さん尻に敷かれてんだろうなあ」「結婚したらもっとお淑やかにしないとダメだよな」などと軽口を叩いていて、これからおめでたい席だっていうのにこの人たちは…なんて辟易したりもありましたが、とにかく私は先輩の花嫁姿が楽しみでした。
受付を済ませ、しばしの待機後チャペルへ。
新郎の入場後、改めて扉が開き、新婦の入場。
その時私は驚きました。
バージンロードで先輩の手を引いていたのは、お母様だったんです。
チャペル内をこっそり見渡しても、お父様らしき男性が見当たらない。
もしかしてご両親は離婚されているのかな…?と思いましたが、真相はその後の披露宴でわかったんです。
恙無く進行した披露宴の終わり、新婦からの手紙のコーナーで。
新婦である先輩から、さきほど一緒にバージンロードを歩いたお母様へ宛てたて手紙。
その中で、幼い頃お父様を亡くしていること、そのあと女手ひとつで育ててくれたお母様への感謝が淡々と、けれど涙とともに語られました。
私は、先輩ととても仲良くしてもらっていると思っていましたが、お父様を亡くしているとは知らなかったので、びっくりしました。
そしてその時、彼女の、他人にもそして自分にも厳しく、しっかり筋の通ったその強さの、理由がわかったような気がしました。
同じテーブルの上司たちを見ると、必死に涙をこらえて、目頭を押さえていました。
彼等はもちろん彼女の家庭の事情は知っていて、そういった中頑張っている彼女のことを誰よりもわかっていたから、だからこそこうやって泣かされるのが嫌でいつも通りの軽口で明るく振舞っていたようでした。
思わず笑ってしまいましたが、私も涙が出てしまいました。
とても、愛情にあふれた、素敵な結婚式でした。
34歳女当時の結婚式を振り返って恥ずかしい主人の出し物について
私の結婚式につきましては、人前式による挙式を平安神宮で挙げる形になったのですが、その平安神宮におきまして、挙式を挙げる形になったのですが、主人が公安職系の仕事柄でありましたために、自衛官の儀礼服と呼ばれる服を着る形での儀礼服は壮大な形で主人としましては、非常に誇らしく思えました。
しかし、その反面で、ネタを用意してきた方々につきまして、ネタを振舞うような形でここぞとばかりに、分隊教練でありましたりですとか、自衛隊ドリルと言うような形で、式場を練習場と化すような形で、非常に素晴らしく思ったと同時に、ネタ要素としましては、私物の迷彩服で突如として主人が呼んだ隊員が、匍匐前進をしたり、掩体構築訓練!と言う形でスコップで上半身裸になって穴を掘る恰好をしたりした時については、非常に会場全体がドン引きレベルでありました。
また主人も歌を熱唱するような形で、凄く恥ずかしい歌を大熱唱するような形で、途中までは自衛官として最高の演出であったのですが、途中からは、ネタだらけの自衛隊の宴みたいな形になってしまいまして、恥ずかしいこの上なかったです。
でも良かったのは、友達達が「ご主人の写真撮らせてもらって良いですか?」と声を掛けてくれた際に私を持ち上げてくれたのが凄く嬉しかったです。
軽々とお姫様抱っこしてくれる腕力や筋力があるのは非常に誇らしいことでありました。
また、友達の結婚式では、ご主人が、消防士であったことから、普通に笑えるような感じの演出をしてくれたらしいのですが、その内容としましては、「会場が溢れんばかりの熱気で蒸し返しているぞ!誰か出動だ!!」と言う形で、「愛の炎はどこだ!!ここか!?」と言う形で消防士さながらの一致団結であった愛の消化活動については全員が笑える形であったのですが、自衛官の場合は、素の飲み会での宴会ネタと言う形で途中から笑えない形でありました。
33歳女性、同僚の結婚式で冷や汗をかく
私は33歳の会社員なのですが、職場の同僚の結婚式に呼ばれたときのことです。
同僚は私と同い年なのですが、社内恋愛で5歳年下の男性社員と結婚することになりました。
付き合いはじめから二人のことは知っており、結婚が部署全体に周知された際には大体の人が、二人の大まかな馴れ初めを把握していました。
そして、結婚式当日。
二人の上司である部長が代表者スピーチを始めました。
最初はよくあるスピーチだと思って、その場にいた全員が何となく聞いていたのですが、二人の馴れ初めを話はじめてから一変。
その場にいた職場の人間達がイヤイヤ待て待てといった様子になり始めました。
というのも、恐らく二人のことがよく分からないから、職場の誰かから聞き齧ったのでしょう。
ところどころ話がおかしいのです。
いや、なんかそれ違うぞと心の中でツッコミを入れていたところ、隣のテーブルにいた先輩が「ねぇ、この話。去年離婚した島田さんの話、混ざってない?」と言い始め、よく聞いてみると、違うと思った部分は全て、昨年離婚した島田さんの馴れ初め話でした。
この島田さんというのも、職場恋愛で結婚し、旦那さんが2歳年下という姉さん女房でした。
島田さんは30歳という節目を越えて結婚するのだけは嫌だと、当時付き合っていたご主人と半ば駆け込むように結婚したのですが、勢いで結婚したせいで毎日のように小競り合いや喧嘩をしており、それが仕事にも影響を及ぼしていました。
そんな島田さんは昨年離婚。
ご主人は職場に居たくないとして、転職をされました。
部長は、そんな島田さんの結婚式でもスピーチをしていたため、話がごちゃ混ぜになったようでした。
しかも、あろうことか「奥さんが結婚したくて押した」という主旨の発言をしてしまいました。
同僚の場合はご主人の方がアタックを続け、同僚が彼の熱意に落ちたという形での結婚だったため、深い事情を知らない友人や親族は、あら?そうだったの?といった様子で、イヤイヤ違う違う!と職場の面子はハラハラ。
高砂を看れば、当然険しい顔の二人。
その場にいた全員が、早く終わってー!!と、ひたすらに願い、ようやく終わってから、直ぐに二人に駆け寄り「出来るだけご家族や友人には話訂正しとくから!」と談笑時間は、全員で火消しに回りました。